たまに、一人でゴルフ場に行き、初めての人とラウンドするときがあります。
何回も初めての人とラウンドしているとある程度の緊張感はあるものの、それほど意識することなくラウンドできるようになります。
今時のゴルフ場はクラブメンバーでなくても一人でのエントリーを受け付けてくれるところが沢山ありますので、上手くなりたいと思っている人で中々同伴者が見つからないときは、一人でエントリーしてラウンド回数を増やしていかれたら良いと思います。
その時、最低限守っていただきたいのはマナーです。
そのマナーの中でも大切なのがルールを守ることです。
ルールを覚えることは大変ですが、ルールをきっちりと覚えておくとラウンドが楽しくなります。
また、分からない時は、自分で判断しないことが大事です。
必ず同伴者に尋ねるようにしましょう。
自分で下した判断が間違っていると同伴者に不愉快な思いをさせることがありますのでぜひ守ってください。
ということで、今日はラウンド中によく見かける「チョット勘違いしている」ルールを取り上げてみたいと思います。
その最たるものは、赤杭、黄杭、青杭、そして白杭の処置の仕方です。
先ずは、白杭からです。ご存知の通り、OB(Out of Bounds)を意味します。
白杭を越えてしまった場合は、そのボールでのプレー続行は出来ません。
OBを打ってしまった場所から2打加算して再プレーとなります。(3打目がOBとなった場合は、5打目として再プレーする。)
さて、ボールが白杭と白杭を結んだ線上にあった場合です。
よくプレーヤー同士で言い争いになっている光景をみますので、整理しておきましょう。
アウト オブ バウンズ (OB) は コースの境界の外側 または 競技委員会やゴルフ場管理者などによって OB と標示された すべての区域であり、OB とプレー出来る区域の境界は 通常 白杭 または 白線によって示されています。
そして 白杭だけの場合はボールの前後にある二本の白杭の内側(インバウンド側)を結んだ仮想のラインが OB ラインとなります。
正確には そうした杭や線の内側の地表レベルの線と定められています。
白杭の線上にあるボールは その一部が 少しでも 境界線の内側(インバウンド側)にあれば イン・プレーの(OB でない)ボールになります。
このOBかどうか正しい判断ができないときは、必ず同伴者に見てもらい確認の上、処置をしてください。
それとOBの場合で忘れてはいけないのは、暫定球の処置です。
日本の場合、殆どのゴルフ場がティーショットがOBの場合プレイングフォー(前進して4打目から打つ)を採用していますので、忘れがちになっているのですが、第二打以降のショットが、OBもしくはOBかどうか判断できない時には
打った所の出来るだけ近くに ボールを ドロップして 打ち直しします。
「暫定球打ちます」と宣言しなければ、例え最初のボールがセーフであっても、暫定で打ったボールがインプレ―のボールになります。
つまり、「暫定球打ちます」と宣言しなかったら、暫定球を打った時点でそのボールがインプレ―とされてしまっているということです。
月例競技会でも、宣言せずに打ったことで指摘され2打加算されてしまっている方をみますので、普段から「暫定球打ちます」という癖をつけられることをお勧めします。
それから「暫定球」を打つ前に必ず、前に打ったボールと「暫定球」のボールメーカー、ボール番号も一緒に宣言するようにしましょう。
同伴者も一緒に最初のバールを探す場合がありますので、プライベートであっても同伴者との揉め事の種になりますので注意しましょう。
もう一つ、これはOBの場合だけではないのですが、林に入れてしまったり、深いラフに入ってしまった場合、ロストボールになる可能性があります。
このような場合は、セーフだと勝手に判断せず、一応暫定球を打って置き、プレーの遅滞を防ぐように心がけてください。