プロのトーナメントを観ていて気付くことが多々あると思いますが、
その中でもメンタル面の重要さと、ゴルファーの進化におけるメンタルゲームの果たす役割というものを感じられていると思います。
私たちは、超能力者でない限りボールを自由に操ることはできませんが、ことスコアに関しては改善する方法を考えることはできるはずです。
これまでのブログでも書いてきましたがルールを知っているかどうかで、1ラウンドあたり2~3打は変わってきます。
コースマネージメントもしかりです。
先日月例競技会に参加しましたが、前月と全く同じスコアでガッカリしました。
何故なのかは分かっていて毎月同じ間違いをしていることに大きく反省し次回に備えたいと気持ちも新たにしています。
そこで改めてベン・ホーガンに思いを馳せてみました。
ベン・ホーガンに関する文献にある
「ホーガンは決して、否定的な考え方でプレーに臨んだことがなかった。
また、どんなショットを打つにしても十分に考え抜いた。
ホーガンのように頭を使うことで、数ストロークは改善できるはずだ。」
という一節を思い出しました。
またホーガンは「ゴルフとはミスのゲームだ」とも言っています。
しかし続けてこうも言っています
「もうこれ以上出来ないというくらいに沢山のミスをしたからと言って、それをそのままにしておくことなどということはできないんだ。」
ミスそのもの、ミスを誘発しているもの、ミスの遠因になっているもの全てを排除すべく努力したと言われています。
私のようなアベレージゴルファーがミスを多発するのは、ごく当たり前の事です。
そのミスの原因を探しラウンドの後に修正する習慣をつけ、次回のラウンドでは同じミスをしないようにすることが大事だと思います。
技術的なミスだけでなく、選んだクラブや狙ったところが何故間違いなのかというコースマネージメント上のミスもしっかりと修正するようにすれば、間違いなくスコアは良くなっていくはずです。
そんなことは十分承知している、それができないのがアベレージゴルファーのアベレージたる所以だ。
しかし、スコアは良くしたいと相矛盾することを平気で宣うのがアベレージゴルファーです。
私もまだまだこの気質が抜けない一人ですが、直ぐ出来ることがあるのであれば、それだけでもやればスコアは良くなるのではと考えました。
行きついたところは、「頭を使え!!」です。
これまでのラウンドで自分自身としては「考えて」プレーしているつもりでした。
しかしベン・ホーガン関連の文献に出ていた次の一節で自分の「考えて」は違っていたことに気付きました。
それは「ショットとショットの間、ホーガンは、次はどういうショットを打つか考え、そしてスウィングのメンタルリハーサルをする。
彼は、打とうとするショットを明確に頭の中でイメージすることができれば、身体がスウィングに必要な筋肉を上手く動かしてくれるものと信じていた」というものです。
これまでは、「ティーショットはフェアウェイの右側に落とし、セカンドはグリーンのセンターを狙う。
万が一ショットを失敗してもグリーンの右側に行く様にする。」というように一応はマネージメントの真似事をしていました。
しかし、あくまでもこれはある程度ショットがその通りできることが前提でした。
確かにこの思考はラウンドをする上で大事なことであることは間違いないと思います。
自分としては一歩手前のショットを打つという行為に対するイメージができていなければ良いショットは打てないということに考えが行っていなかったのです。
私の友人にスクラッチプレーヤーがいますが、彼と一緒にラウンドした時にこう言っていたのを思い出しました。
「上手いと言われている人は、ショットした後ボールまで向かうときに、次のショットをどの様に打つかをイメージして歩くのでボールの所に着いた時にはショットのイメージが出来上がっている。
しかし上手くならない人は、ボールの所に着いてから考えるので、イメージできないままショットしてしまう場合が多くなる」。
頭の使い方を言っていたのですね。
友人の言には耳を傾けましょう。