「月例競技会」
「ゴルフを上手くなりたいのなら、月例競技会にでなさい」とビギナーの頃にシングルプレーヤーに言われたことがあります。
月例競技会では、細かい規則はコースによって違う場合がありますが、
1.基本的に使用球は一種類の公認球を使います。
2.OBなどによる暫定球を打つ際には同伴競技者へ使用球の番号とマークを明確に伝えなくてはいけません。(勿論暫定球を打つ旨を宣言しなければなりません)
3.そして多くのプレイヤーが参加するので、マナーには充分気を付ける。
これらのことは最低限 気を付けなくてはいけないことです。
何故「月例競技会」なのか?ですが、
A.参加することで技術を磨くことができる。
B.交流の場とすることもできる。
C.競技会なので実戦に慣れ、テクニックを向上させるためには最適である。
というのがその理由です。
もう少し言うと倶楽部内の競技とは言え、月例競技は実戦の試合の雰囲気と同じくらいの緊張感を必要とし、一打一打を疎かにすることができなくなります。そして同伴競技者からテクニックや勝負勘、そして一番大事なマナーを学ぶことができます。
これが普段の企業コンペや仲間内でのラウンドであれば、ある程度の緊張感があっても同伴競技者に気づかれるような雰囲気を醸し出しながらプレーをしていればチョット嫌われるかもしれませんよね。
定期的に月例競技へ出場していけば、技術を磨くことの必要性、戦略を立てることの大事さというのが身についてきます。
ゴルフを上手くなるには自分がどのようなプレーヤーになるかをイメージできる環境に置くことが一番だということを言いたかったのではと理解しています。
ゴルフは仲間がいないと中々プレーすることができません。また、気の合った仲間とのプレーはとっても楽しいものです。 特に何を言っても構わない間柄であれば尚更です。
しかしチョット待ってください。ゴルフを楽しむこととうまくなることは次元が違いますね。
ゴルフを楽しむだけなら、最低限のルールを守り、同伴者の迷惑をかけない程度の技量をもっていれば良いわけです。
仲間内では俺が、私が一番上手いと言われたいのであれば、そのなりの技量を持つ必要がでてきます。そう思った時から練習が始まります。
ゴルフレッスンを受けて練習場でコーチの指摘してくれる内容を理解し実践していけば、ショットの確率は確実に上がっていきます。
しかし、皆さん分かっておらると思いますが、コースで、練習場のショットがそのまま打てるかと言えば「ノー」です。 コースは練習場のように平らではありません。
左足上がり、右足上がり、前下がり、前上がり それらの複合版と先ず同じライのところはありません。 ティーグランドは平らだと言いますが、決して平らではありません。それが証拠に平らなところを探してティアップしますよね。
グランド(フェアウェイ)の状態は慣れるしかありません。 慣れるためには、ラウンドを増やすことが一番なのですが、何も考えないでショットするのと、このライならどの様に曲がるか?
ボールは上がるか?とか一つ一つ判断しながらショットするのとは結果が全然違うということは理解されていると思います。
加えて、最近ラウンドしていてよく目にすることなのですが、6インチリプレスといってボールを動かしています。
ローカル・ルールで6インチリプレスを認めている場合は全員が同条件なので良いのですが、いつでもチョット悪いライにボールがあったら直ぐ「6インチリプレス」といって動かすのはいかがなものでしょうか。
勿論プライベートで同伴者もオッケーなら構いませんが、決して上手くならないと思います。
やはり、ゴルフはありのままで打つのが決まりなので、ゴルフのルールとマナーを守ることが、全員がフェアーな状態で競技できるということです。
上手くなりたければ、身近である「月例競技会」に出場しましょう。