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女子プロ、新しく記録項目が増えました。

投稿日:2017年3月22日 更新日:

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2017年度の女子プロゴルフトーナメントが開幕してから3試合が過ぎました。 

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開幕戦はアン・ソンジュ選手が優勝・第二戦が全美貞選手 そして第三戦が菊池絵里香選手でした。

前回の投稿でも書きましたが日本人選手の優勝は実に8試合ぶりでした。 

ところでLPGAのホームページには「記録」の項目があります。

今年の分を開けてみると前年まで記録されていなかったDディスタンス、フェアウェイキープ率、サンドセーブ率が新たに加わっています。

これで誰が飛ばし屋なのか、誰がドライバーを真っ直ぐ打つのか、誰がバンカーショットが上手いのかが分かるようになりました。

早速見ていきましょう。

3試合だけの資料ですので、この数字で全てを測ることはできませんが、順に見ていきます。 

Dディスタンスの一位は「葭葉ルミ」選手です。258.17ヤード。

二位が渡辺彩香選手で250.80ヤード、三位が柏原明日架選手で250.00ヤード、比嘉真美子選手、そして開幕戦で注目を浴びた川岸史果選手と続きます。

えっ? 葭葉ルミ選手?と思われた方は多いと思います。

彼女のインタビュー記事によると 

「飛距離アップを目指して、オフにスイングだったり、クラブを調整した。スコアはともかく飛距離が伸びたというのは実感できました。ヘッドスピードは42m/sから45~46m/sに伸び、昨季から確実に15ヤード以上アップしている」ということです。

トレーニングについては「オフのおもな課題は”振れる体を作る”。ということを目標にした。ゴルフ用の素振りバットで、“これ以上は振れないな”というくらい全力スイングを可能な限り高い負荷をかけたバットスイングを繰り返し、室内で実際のショットの計測データを取りながら、数字を意識していった。」と説明しています。

ただ3試合が終わった時点ですが、パーオン率が66.05%と前年の62.0%より4%も良くなっていますので、今後の試合では飛距離を武器にバージョンアップしていくと思われます。

ただ今回からの記録であるフェアウェイキープ率が56.35%とそれほど良くないのでフェアウェイキープ率を上げることが今後の課題となるでしょう。

そして一流選手のパーオン率70%に近づけば、今年も優勝が見えてくると思います。

昨年1勝しましたので、今年は複数回の優勝が期待できるのではないでしょうか。

次にフェアウェイキープ率です。 

一位が古屋京子選手で、77.38%、二位が一ノ瀬優希選手で76.79%、三位がカンヨウジン選手の75.51%、酒井美紀、三ヶ島かな選手と続きます。

イボミ、アン・ソンジュ選手はさすがですね70%を超えています。

サンドセーブ率は、未だ各選手の機会が少ないのであまり参考にはなりませんが、

蛭田みな美選手と渡辺彩香選手が100%です。

今年からDディスタンス、フェアウェイキープ率、サンドセーブ率を記録するようになったので、トーナメントを観戦するときに「この選手はとにかく真っ直ぐ飛ばす」とか「やっぱりバンカーショットがピンに寄るね」と会話をする楽しみが増えてきます。

また、「飛ばし屋ってどの位の飛距離なの?」というような疑問も数字として表示されるので具体的な感覚としてとらえることができるようになります。

イボミ選手や、アン・ソンジュ選手がフェアウェイキープに優れた技術を持っていることは記録で証明されていますが、日本のトーナメントの場合、必ずしもフェアウェイキープ率が高くなくても試合には勝てるという事実があります。

これは、トーナメントを観戦していて感じられたことがあると思います。

さすがに、日本女子オープンといったメジャーの大会の場合、フェアウェイを狭くして、ラフも伸ばして難しくしています。

そのため、選手たちはとにかくフェアウェイをキープすることに精神を集中して戦っています。

今回フェアウェイをキープ率を公式記録として追加したのであれば、トーナメントコースのセッティングも今後考えて頂きたいと願っています。

ひいては選手の技術アップにつながることと信じています。

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