ショットはそこそこ、パターもワンラウンド36~39、アプローチも50ヤード以内ならグリーンオンできる。
ゴルフがとっても楽しい、次プレーするのが待ち遠しい。
アベレージゴルファーをもうすぐ卒業だと感じているゴルファーに共通する症状があります。
素ダボ(OBなしのダブルボギー)以上のトリプルを叩くホールが必ず有るということです。そしてそのホールで必ず犯す失敗とは、、、、
「いつもピンに向かってショットする」ということです。
例えば、ティーショットがラフに入りました。
夏のラフはとっても深くてショートアイアンでないと出せない時が多々ありますが、そのようなラフの状態であってもピンまでの距離に見合ったアイアンもしくはウッドを選択してしまい、結局引っかけたり、ボールの下を打ってしまい天ぷらになったりと悪い結果を招いてしまいます。
そうなると、更に先ほどの失敗を取り戻すべくライの状態が悪いのもお構いなしに「ピンに向かってショット」してしまいます。
まずこのショットが上手くいくことはありません。何故なら自分の精神状態がいつもと違うのに、いつもと同じショットをしようとしてもできるはずがありません。
更に深みに入っていくことは必定です。(林の中にボールを打ち込んだ時も同じです)
ゴルフだけでなくスポーツ全般について言えることですが、「自分をコントロールする」ことは重要なスキルの一つです。
ゴルフは、「ミスを減らすことがスコアを良くすること」であるが「ミスをミスとして受け入れ」て決して「ミスを取り戻すことをしない(考えない)」ことが肝要であると言われています。
ティーショットがラフに入ってしまった。とても深いラフである。ピッチングかアプローチウェッジをチョット開き気味にして次のショットが打ちやすいフェアーウェイのポイントを狙ってショットする。そして良いライからグリーンを狙ってショットする。
このルーティンはほとんどの方が頭では分かっておられます。
しかし、アベレージゴルファーと言われている方は、常に「ピンに向かってショット」し続けて、ダボ以上を叩いているのが現状です。
ティーショットがラフに入った時点で「ミス」を犯したと認知し、次のショットが打ちやすいところに「出す」。
そうすれば、少なくとも3打でグリーン周りまで持っていくことができます。
この第3打も、むやみにピンを狙うのではなく、先ず安全な場所(グリーンの真ん中か、バンカーを避ける)へ運ぶことが第一です。
ゴルフはピンホールから逆算して直前のショットはどこからがベストかを考えその直前のショットを決めていくというのが定石です。
ティーショットを失敗したら、最初の計画のところへ戻すことを常に実践し、決して「ピンに向かってショットする」という愚を犯さないよう努めていくと簡単に100は切れ、あっという間に90も切れるゴルファーになります。