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ラウンド後の練習

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トーナメントを見たことがある人ならば、

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殆どのプロはラウンドを終えてスコアカードを提出すると練習場に戻ってくることをご存知だと思います。

しかし「その昔、ベン・ホーガンが登場してくる前は、選手はラウンドを終えると、そのままロッカールームか、レストランか、バー、あるいは自分の車に直行してしまうのが常だった。

決して練習場でボールを打つことなどなかった。

これを始めたのがホーガンだった。

彼がラウンド後の練習を始めた頃、選手たちは彼のことを嘲笑した。

しかし、ホーガンが試合に勝ち始めると、嘲笑は止み、何人かがホーガンを見習うようになった」そうです。

今でこそ、当たり前になった光景ですが、当時は、その必要性に気付く人がいなかったのか、それとも「プロたるもの、人前で練習しているところは見せるものではない」と思っていたのかもしれません。

実際、ラウンド前の練習のやり方にしても当時はほとんどのツアープロは軽く筋肉のストレッチをしてすぐに打ち始めてクラブを何本か変えて打って終わりとする、ウォーミング・アップ程度の練習だったようです。 

そのホーガンがラウンド後の練習にかける時間は、その日のゲームのある局面で満足できないところがあれば日が暮れるまでボールを打つことは良く知られていましたが、比較的短いものだったようです。

しかし 後年、ベン・ホーガンは特にパッティングの練習に時間を費やしたようです。

例えばショートパットを外してスコアを失った時には、ラウンド後に何度も何度も、練習グリーンのあらゆる場所からパッティングの練習をした。

そしてその日の失敗やメンタル面での問題を解決して自信が持てるまで練習し、次の日のプレーに備えたそうです。

後年同じような選手がでてきました。

アメリカ・シカゴでのトーナメント観戦(モトローラ・ウェスタン・オープン)時にも同じような光景を見たことがあります。

ビー・ジェイ・シン選手(フィジー)がラウンド後長い間パットの練習していたことです。

いつのトーナメントか忘れましたが、シン選手は早い組だったと思いますが私が会場に着いた時にはラウンドを終わっていて既に練習を始めていました。

その後トーナメントを観戦して最終組がホールアウトした後、一緒に観戦していた友人が「たぶんシンは練習場にいるよ」といったので興味半分で練習場に寄ってみたところまだシン選手が練習をしていました。

シン選手は当時からラウンド後暗くなるまで毎日練習場にいることで有名でしたが、そこまでするかと感心しました。 

そこまで真摯にゴルフに取り組んでいたからこそタイガー・ウッズ全盛の頃でも賞金王を複数回獲ることができたのだと思います。

因みに賞金王は2003年、2004年、2008年ですが、その前後は全てタイガー・ウッズが賞金王になっています。

2年連続で賞金王になった2004年には全米プロゴルフ選手権で6年ぶり2度目の優勝(メジャー大会3勝目)。

そして遂に9月7日にタイガー・ウッズから世界ランキング1位の座を奪取しました。

2年連続の賞金王。年間獲得賞金額で1000万ドルを突破した最初の選手になりました。

年間9勝は2000年のウッズと並ぶ快挙です。

PGAツアーの「年間最優秀選手」にも初めて選出されています。

ラウンド後の練習はいつの時代にも結果をもたらしていることが分かります。

今日はベン・ホーガンがラウンド後にしていた練習のなかにアベレージゴルファーに参考になることがありましたので紹介します。

「コースでバックスウィングが大きすぎたり、テンポが早すぎたりしていたら、5番アイアンの距離をドライバーで打つようにしたりした。この練習は、コンパクトなスウィングの練習にもなり、また、目標の左へ飛び出すミスショットの原因ともなる早いテンポを矯正する方法として有効である。」

そうですので、試してみてください。

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